【薄毛】加齢による男性・女性の毛髪の変化や原因とは?
COLUMN
【薄毛】毛髪の成長メカニズムとは?加齢に伴う男性・女性の毛髪の変化や原因なども解説
年齢を重ねると、身体のさまざまな機能が変化するように、毛髪にも薄毛などの変化が現れます。白髪が増える、髪が細くなる、抜け毛が増える、ボリュームが減るなど、これらの変化は男性・女性問わず、誰しもが経験する自然な老化現象です。しかし、老化による変化だけでなく、生活習慣や疾患なども毛髪に影響を与える可能性があり、その原因は複雑に絡み合っています。こちらでは、加齢による毛髪の変化について解説します。
毛髪の成長メカニズム

毛髪の一生は「毛周期」と呼ばれるヘアサイクルによって制御されています。毛周期は、成長期、退行期、休止期から成り立ちます。
成長期:毛母細胞の活発な分裂
毛根の奥深くにある毛乳頭と呼ばれる部分で、毛母細胞が活発に分裂を繰り返す段階です。毛母細胞は分裂を繰り返すことで、角化細胞と呼ばれる細胞を生み出し、それが硬くなって髪の毛となります。毛母細胞は、人体の中で最も細胞分裂が活発な組織の一つです。毛乳頭の中には毛細血管が入り込んでおり、血液によって運ばれてきた栄養や酸素を毛母細胞に供給します。この栄養と酸素を使って細胞分裂を行い、髪の毛を成長させているのです。
成長期の期間は部位や個人差によって異なるものの、一般的に2~6年程度です。成長期の間、髪の毛は絶えず伸び続けて最終的な長さが決まります。
退行期:成長の停止と毛根が変化する時期
退行期は、毛髪の成長が止まり、毛根が変化する時期です。
退行期に入ると、それまで活発に髪を作っていた毛母細胞の活動が徐々に鈍り、髪が伸びるのを止めます。この状態は、およそ2~3週間続きます。毛根が縮んでいくにつれて、髪に栄養を供給していた毛乳頭も小さくなり、毛根全体が退縮します。また、毛根の形が棒状に変化し、髪と毛根をつなぐ部分(毛球部)も小さくなります。髪自体は頭皮に残っていますが、次の休止期になると自然に抜け落ちていきます。
退行期は、次のヘアサイクルに向けて準備をする大切な時期です。古い髪が抜け落ちることで、新しい髪が生えてくるためのスペースが生まれ、スムーズな生え変わりを促します。
休止期:古い毛髪の脱落と新たな成長の準備
休止期は、古い髪が抜け落ちて、新しい髪が生えてくるための準備期間です。休止期に入ると髪は毛根から離れ、抜けやすくなります。休止期の期間はおよそ3~4ヶ月ですが、個人差があります。この間、毛根は新しい髪を作る準備をしています。毛根の奥にある毛乳頭が髪の成長に必要な栄養を毛母細胞に送り、新しい髪が生えるための環境を整えるのです。
髪全体の約10~15%は常に休止期にあるとされます。毎日50~100本ほどの髪が自然に抜けるのは、この休止期の髪が抜け落ちているためです。シャンプーやブラッシングで多くの髪が抜けても、それが休止期による自然な抜け毛であれば、特に心配する必要はありません。
健康な髪を保つためには、ヘアサイクルのメカニズムを理解し、髪に優しいケアを心がけることが大切です。
男性における加齢と毛髪の変化

男性型脱毛症(AGA)の進行プロセス
AGA(男性型脱毛症)は、思春期以降の男性に発症する進行性の脱毛症です。主な原因は、男性ホルモンのテストステロンが酵素と結びつき、ジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることです。このDHTが毛乳頭細胞の受容体と結合することで、ヘアサイクルの成長期が短縮され、髪の毛が十分に成長しないまま抜け落ちてしまいます。AGAは進行性の脱毛症であるため、早期発見・早期治療が重要です。薄毛が気になり始めたら、早めに医療機関を受診しましょう。
その他の脱毛症:円形脱毛症など
AGA以外にも様々な脱毛症があります。その一つが円形脱毛症です。AGAは男性ホルモンと遺伝的要因が主な原因である一方、円形脱毛症は自己免疫の異常が原因で発症します。免疫細胞が毛髪を作る毛包組織を攻撃することで、ヘアサイクルが乱れ、脱毛につながります。円形脱毛症の症状はさまざまです。一般的には10円玉のような円形状の脱毛をイメージしますが、脱毛斑の大きさや範囲は一定ではありません。単発的に小さな脱毛斑がいくつかできることもあれば、頭部全体の毛髪が抜けてしまう重症例もあります。円形脱毛症の主な原因として「ストレス」が挙げられますが、遺伝的要因や感染症なども関与していると考えられています。
また、脂漏性皮膚炎も脱毛症を引き起こす場合があります。マラセチア菌という皮膚に常在する菌の過剰な増殖により、頭皮に炎症が起こり、毛髪の成長が阻害されます。脂漏性皮膚炎による脱毛は、フケやかゆみ、頭皮の赤みなどの症状を伴うことが多いです。
脱毛症は種類に応じて原因や症状が異なります。症状に合った適切な治療法を選択するためにも、医療機関に相談することも重要です。
女性における加齢と毛髪の変化
女性ホルモンの減少と毛髪の関係
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。これらは、毛髪の成長期を延長し、髪の毛を太く、強く保つ役割を担います。しかし、加齢に伴い、女性ホルモンの分泌量は減少します。特に、閉経を迎えるとエストロゲンは急激に減少します。エストロゲンの減少は毛髪の成長期を短くし、休止期を長くします。その結果、髪の毛が細く、弱くなり、抜け毛が増加し、薄毛につながるのです。
女性ホルモンと毛髪の関係は複雑で、更年期障害やホルモンバランスの乱れなども影響を与える可能性があります。
加齢による頭皮環境の変化
加齢に伴い、頭皮環境は乾燥しやすく、血行不良も起こりやすくなります。これらの変化は、健康な髪の成長を阻害する要因の一つです。頭皮の乾燥は、皮脂分泌の減少やターンオーバーの乱れによって引き起こされます。乾燥した頭皮はバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすくなるため、フケやかゆみ、炎症などのトラブルが生じやすくなります。また、加齢とともに頭皮の血行が悪くなると、毛母細胞への栄養供給が滞り、髪の成長が阻害されます。結果として、抜け毛が増えたり、細く短い毛が多くなったりするなど、薄毛につながる可能性があります。
毛髪の変化への対策
健やかな髪を維持するためには、日々の生活習慣から見直すことが大切です。食生活の改善、頭皮ケア、ストレス管理、必要に応じて医療機関での治療を検討しましょう。
食生活では、髪の成長をサポートする栄養素をバランス良く摂取します。タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを含む食品を積極的に摂り入れましょう。
頭皮ケアも重要です。頭皮を清潔に保ち、血行を促進することで、健康な髪を育てる環境を整えられます。自分に合ったシャンプーを選び、優しくマッサージするように洗いましょう。また、洗髪後は自然乾燥せず、ドライヤーで乾かすことが大切です。
ストレスは自律神経のバランスを乱し、血行不良や頭皮環境の悪化につながるなど、薄毛の大きな原因となります。十分な睡眠、適度な運動、リラックスできる時間を作るなど、ストレスを溜め込まない生活を心がけましょう。
これらの対策でも改善が見られない場合は、医療機関への相談も検討しましょう。医師による適切な診断と治療を受けることで、効果的なケアが期待できます。
【男性・女性の薄毛対策】薄毛に関するよくある質問
薄毛に悩む男性・女性が感じる疑問や質問について、ご紹介します。
Q.毎日どのくらい髪の毛が抜けるのが正常ですか?
一般的には、1日に50〜100本程度の抜け毛であれば生理的な範囲といわれています。季節や体調、年齢などによって変動することもあるため、多少の増減は過度に気にしなくて大丈夫です。抜け毛の本数だけでなく、毛の太さや頭皮の状態にも目を向けてみてください。
Q.薄毛対策は何歳から始めるべきですか?
髪や頭皮のケアは、年齢に関わらず意識しておくと安心です。特に生活習慣や頭皮環境は、将来的な髪の状態にも影響を与えます。抜け毛が気になりはじめたタイミングが、一つのきっかけになるかもしれません。
Q.薄毛は遺伝だけで決まるのですか?
遺伝は薄毛に関係する要因の一つですが、それだけで決まるわけではありません。食事、睡眠、ストレス、頭皮ケアなど、生活の中のさまざまな要素が影響します。遺伝的な傾向があったとしても、日々の過ごし方次第で進行のスピードをゆるやかにできる可能性はあります。
Q.育毛剤は効果がありますか?
育毛剤の効果には個人差があり、頭皮の状態や生活習慣にも左右されます。有効成分や使用感などを比較しながら、自分の状態に合ったものを見つけることが大切です。
Q.薄毛が気になったらどうすればよいですか?
気になり始めた段階で、医療機関に相談してみるのも一つの方法です。専門家の診断によって原因が明確になれば、今の状態に合った対策やケアの方向性が見えてきます。
髪にまつわる悩みは、人によって異なります。不安がある場合は一人で抱え込まず、信頼できる専門家に相談してみてください。
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